最近いろいろと取り上げられるようになった糖尿病には、
1型と2型があります。
1型糖尿病は、すい臓の機能障害でインスリンが分泌されないタイプです。
発症のメカニズムの詳細はまだ解明されていませんが、
生活習慣とは無関係で、8割~9割が遺伝だと考えられています。
2型糖尿病は生活習慣などの原因でインスリンの分泌量が少なくなったり、
感受性が鈍ったりするタイプです。
全糖尿病患者の90%以上は2型糖尿病だと言われています。
過食や運動不足といった生活習慣による肥満が原因で発症するとされています。
肥満は糖尿病に限らず、他の生活習慣病の大きな原因1つとされています。
≪糖化≫
糖とタンパク質がくっつく事を「糖化」と言います。
糖化が起こるには、体の中に余った血糖(グルコース)が存在する事が1つの条件となります。
同じ物を食べても、糖化のレベルは人によって異なります。
その指標となるのが「血糖値」です。
まずは、「食後血糖値」を計測することが「糖化」を理解することに繋がります。
食後1時間から1時間半が血糖値のピークで、
正常範囲は140㎎/㎗未満です。
正常範囲内でも血糖値を上げ過ぎないに越したことはありません。
普通の健康診断で計測するのは「空腹時血糖値」で、
「食後血糖値」とは全く無関係です。
空腹時血糖値が正常範囲だから大丈夫と思っていた人が、
実は糖尿病予備軍だったという事はよくある話です。
「食後血糖値」を計測したことの無い方は、ぜひ1度計測してみて下さい。
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