炎症には身体を守るため為の炎症と、身体に害を与えてしまう炎症があります。
大きく分けると、「急性炎症」「慢性炎症」「加齢炎症」に分けられます。
「急性炎症」は、怪我や風邪のように痛みや不快感は大きいですが、
急に起こり、急に終息します。
身体の恒常性を保つものなので、特に悪い影響はありません。
「慢性炎症」は、体内に入ってきた病原体を攻撃しても排除できなかったり、
病原体がいないのに免疫システムが暴走してしまい、炎症が慢性的に続く事です。
これが引き金となりさまざまな疾患が起きてしまいます。
「加齢炎症」は、細胞が老化するとサイトカインが多く分泌されるようになり、
慢性炎症と同じ様に、免疫システムが暴走してしまう炎症です。
1つの細胞が老化すると周りの細胞にも炎症が広がっていってしまい、
疾患へと繋がっていってしまいます。
「慢性炎症」と「加齢炎症」はゆっくり炎症が起こり、
炎症の症状の特徴である四徴候がほとんどない為に、自覚症状がなかなか出ません。
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