「ナスニン」は、ナスの皮に含まれているポリフェノールでアントシアニンの一種です。
抗酸化作用があり紫色の色素成分にもなっています。
「ナスニン」は細胞やDNAを破壊するとされているフリーラジカルから守ってくれる働きがあり、
とても強力な抗酸化作用があるとされています。
その為、免疫力の低下・老化・肌のしみやシワなどの進行を抑制したり
ガン予防にも期待ができます。
その他にも「ナスニン」のアントシアニンには、
疲れ目や視力回復などの目の機能改善にも期待されています。
また、「ナスニン」にはコレステロール値を下げる働きが分かってきているので、
高血圧・動脈硬化・高脂血症などの生活習慣病予防、
悪玉コレステロールの酸化防止にも良いとされています。
「ナスニン」にはキレート作用という、体から金属や毒素を排出する作用があります。
このキレート作用はナスニンが特定の鉄の合成物とくっつき、
フリーラジカルが作られるのを防ぐ抗酸化作用の結果の働きです。
しかし、鉄の吸収を妨げるという側面もある為、
貧血の方や月経中・妊娠中の女性は「ナスニン」に注意が必要です。
「ナスニン」は、ナスの皮に含まれている成分ですので、皮ごと食べるようにしましょう。
ナスを調理する時の注意点として、
ナスニンは水溶性なのでアク抜きの為に水につけてしまうと、
水にナスニンが溶け出してしまいます。
反対に熱に強く油との相性がとてもいいので、
炒め物や揚げ物、または煮物や焼き物などの調理方法がオススメです。
とても強力な抗酸化作用があるとされている「ナスニン」。
ぜひ皮はむかずに食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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