「アントシアニン」といえば、
眼精疲労予防や視力・視覚機能を高める働きがある事から
目のサプリメントとして見かけた事のある方も多いのではないでしょうか?
「アントシアニン」は、ポリフェノールの一種で赤~青色の天然の色素成分です。
抗酸化力が非常に強く、
ブルーベリー・いちご・プルーン・カシス・アサイー・ブドウ・柿・ 黒豆・ナス・
紫いも・紫キャベツ・紫玉ねぎ・赤しそ等に含まれています。
中でも特に多く含まれているのは、北欧産野生種のブルーベリーである「ビルベリー」です。
その含有量は、普通に育てられたブルーベリーの約5倍の「アントシアニン」が
含まれていると言われています。
そして、体内の活性酸素を除去する抗酸化力では「ビタミンC」よりも
「アントシアニン」の方が強力だとされています。
「アントシアニン」は、
眼精疲労予防や視力・視覚機能を高める働き以外にも、
白内障や緑内障などの眼病・メタボリックシンドローム・高血糖・高血圧・糖尿病・動脈硬化・
その他生活習慣病・糖尿病性網膜症・認知機能・花粉症・ 抗炎症作用・抗潰瘍作用・血行の改善・
美容・コラーゲン安定作用・細菌やウイルスから体を守るなどの様々な働きが注目されています。
「アントシアニン」は、長時間の加熱や保存に弱いので調理方法と保存期間には気をつけましょう。
また、体内に吸収されても24時間以内に尿として体外に排出されてしまうので、
継続的にこまめに摂取する事が必要となります。
植物由来の成分である「アントシアニン」は、
食べ物から摂取する分には基本的に副作用はないとされています。
ただし、長期的にサプリメントで過剰摂取していると
胃の不快感・痛みや肌荒れ、添加物によるアレルギー反応が出る恐れがあります。
また、妊娠中の女性や血糖値を下げる糖尿病の薬を服用している方、
血液を固まりにくくするワルファンやアスピリンを服用している方は、
薬との相乗効果で作用を強めてしまう恐れがあるので掛かりつけ医・掛かりつけ薬剤師に相談されてください。
サプリメントはあくまでも足りない分を補う食品として上手に活用して、日々の健康維持に役立てたいものですね。
0コメント