「ダイゼイン」は、大豆の胚芽部分に多く含まれている大豆イソフラボンで
ポリフェノールの一種です。
女性ホルモンのエストロゲンと似た作用がある事から
「植物性のエストロゲン」「天然のイソフラボン」とも呼ばれています。
大豆イソフラボンは、
糖がイソフラボンの分子にくっついている「グリコシド型」と、
腸内細菌によってグリコシド型から糖が取り除かれた「アグリコン型」の2種類に大きく分けられます。
分子量が大きく体内に吸収されにくい「グリコシド型」でも、
腸内細菌によって糖が分解され「アグリコン型」に変換されることで体内に取り込みやすくなります。
「アグリコン型」には3種類あり、
「ダイゼイン」「グリシテイン」「ゲニステイン」に分けることができ、
それぞれ働きの強度が違います。
エストロゲンと似た作用の強度は「グリシテイン」「ダイゼイン」「ゲニステイン」の順に
強くなります。
エストロゲンと似た作用の強い「ゲニステイン」は体への影響が心配されますが、
「ダイゼイン」はゲニステインよりも作用が弱く、
優しく穏やかに作用するので、今、大変注目されている大豆イソフラボンなのです。
エストロゲンと似た作用は弱いですが、
抗酸化作用・生活習慣病予防・コレステロールの抑制・ダイエット・
免疫力向上・アルツハイマー病予防などにとても役立っている成分です。
大豆イソフラボンは体内に貯蔵できないので、
毎日コツコツと食事に取り入れていきましょう。
納豆・豆腐・きな粉などの大豆食品と一緒に、
腸内環境を整える海藻類やきのこ類をプラスするとより良いでしょう。
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