クルクミン

「クルクミン」はターメリック(ウコン)やマスタードに含まれているポリフェノールの一種で、

クルクミノイドに分類され、天然の黄色い色素成分です。


 「クルクミン」(Curcumin)はアラビア語で「クルクム」(kurkum)という「黄色」を意味する言葉が由来となっています。


特に「秋ウコン」に多く含まれている「クルクミン」は、古来からインドや中国で生薬として黄疸などに使われていました。 


日本でも江戸時代中期には、肝臓・胃腸の薬、強心薬として使われていたそうです。 


今ではウコンと言うと、お酒のお供として二日酔い予防でウコンを飲まれる方が多いのではないでしょうか? 


ターメリック(ウコン)やマスタードに多く含まれている「クルクミン」の働きで注目されているのは、 肝臓の解毒作用を高め胆汁の分泌を促進し肝機能を高める働きです。 


肝要」「肝心」といった、とりわけ大切な意味で使われているように、肝臓は私たちの体の中でも最も大きな臓器でとても重要な働きをしてくれています。 


「クルクミン」には、そんな肝臓の解毒作用を高め胆汁の分泌を促進し肝機能を高める他にも、胃の健康維持・抗酸化作用・美肌・免疫機能の向上・コレステロール値を下げる・生活習慣病予防など様々な効果が期待されています。


 

肝臓が分泌している消化液の「胆汁」は、悪酔いなどの二日酔いの原因であるアセトアルデヒドの代謝を促進する作用があるます。 


また、胆汁は毎日500ml以上も作り出され、胆汁に含まれている胆汁酸はコレステロールが材料となっているため、 多くのコレステロールが必要となってきます。 

この事から「クルクミン」の胆汁分泌促進作用は、コレステロール値を下げる事が出来ると考えられています。 


コレステロール値が下がれば、糖尿病動脈硬化をはじめとした生活習慣病の予防に繋がっていきます。 

その他に強力な抗酸化作用のある「クルクミン」は、活性酸素を抑制することで、肌の構成成分(ヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチン)の保持や美肌維持に繋がるだけでなく、酸化によるストレス・老化から脳神経を守り記憶力の向上・物忘れ予防・健康を維持、する働きにも期待されています。 


アルツハイマー病の原因とされている、たんぱく質のアミロイドβの蓄積を防ぐ働きがあり、認知症の予防にも期待されています。 


「クルクミン」の1日の摂取量は、体重1㎏あたり3㎎以下が許容範囲とされています。 


サプリメントなどでウコンの過剰摂取が続くと、 ウコンの免疫強化作用とウコンに含まれる鉄分の過剰摂取が原因で肝機能障害が出る事があるので注意が必要です。 



肝機能が弱い人元々疾患のある人血圧を下げる薬血栓を防いだり血流を良くする薬を服用している人は注意が必要なので医師に相談してみましょう。 



肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれており、不調になっても自覚症状が出にくい臓器です。 


許容範囲内であれば再生する力がありますが、許容範囲を超えてしまうと肝不全という症状を招き、一切再生する事が出来なくなってしまいます。 


そして、不調を感じた時には既に手遅れとなっている場合が多いので、サプリメントで摂取する場合には十分に気をつけましょう。 


上手に取り入れて生活習慣病予防や様々な疾患の予防の一つとして、是非役立ててみて下さい。  

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