アスタキサンチン

「アスタキサンチン」はカロテノイドの一種で、赤色の天然色素成分です。 

別名「海のカロテノイド」とも言われており、数あるカロテノイドの中でも非常に強力な抗酸化力があります。 

その抗酸化力はビタミンEの約1000倍もあるとされています。 

主にサケ・イクラ・エビ・カニ・真鯛などの魚介類や海藻類に含まれています。 

カニやエビに含まれているアスタキサンチンは、生身の時は赤色ではありませんが、加熱するとアスタキサンチン本来の赤色に変わる特徴があります。 

サケ・カニ・エビなどはプランクトンから「アスタキサンチン」を摂取する事で体内に蓄えていますが、 ヘモトコッカス藻という微細藻は、自分自身でアスタキサンチンを作り出すことが出来ます。

このヘモトコッカス藻の「アスタキサンチン」は、最も高濃度に合成・蓄積できる事から近年高い注目を集めており、 サプリメントや化粧品などに幅広く使われています。 

「アスタキサンチン」は、眼精疲労・加齢黄斑変性症や緑内障などの眼疾患・強力な抗酸化作用・免疫力アップ・抗炎症作用・ミトコンドリアの保護・ 血流改善・動脈硬化・メタボリックシンドローム・肝炎・肝硬変・筋肉疲労の軽減・筋肉疲労物質の乳酸の生成を抑制・筋肉痛の原因の筋損傷を軽減・ 運動パフォーマンスの向上・スポーツ時における緊張の緩和・美白・美肌などに役立つと期待されています。 

また、「アスタキサンチン」は、目の奥や脳など栄養が届きにくい細部まで入り込む事が出来ます。 

脳に入り込むためには「血液脳関門」を通過しないといけません。 

この血液脳関門では、必要のない物質や有害な物質が通過出来ないようになっています。 

「アスタキサンチン」はこの血液脳関門を通過出来る数少ない非常に優れた成分なのです。 

様々な働きを期待されている成分ですので、私たちの健康維持に役立てていきたい成分ですね。