「クロロゲン酸」はポリフェノールの一種で、主に褐色の色味や苦み、香りの成分です。
特ににコーヒー豆に多く含まれており、「カフェイン」と並んで注目されている成分でもあります。
コーヒー豆以外では、さつまいも・じゃがいも・ごぼう・ココア・りんご等にも含まれています。
「クロロゲン酸」には強い抗酸化作用の他に、
脂肪の蓄積を押さえて肥満の予防、
脂肪肝の予防、
ダイエット、
生活習慣病の予防、
糖尿病の予防などが注目されています。
脂肪肝の予防ではメタボリックシンドロームや肝炎・肝硬変などの肝臓の疾患へのリスク軽減にもつながります。
脂肪肝とは、肝臓の肝細胞に中性脂肪が30%以上溜まった状態の事を言います。
脂肪肝はメタボリックシンドロームを合併する場合が多く、動脈硬化の原因となり、やがては糖尿病を合併する可能性が高くなると言われています。
その為、脂肪の蓄積を押さえてくれる「クロロゲン酸」は、肝臓の疾患や生活習慣病の予防に役立つと考えられているのです。
これらのリスク軽減に役立つとされる「クロロゲン酸」を特に多く含むコーヒー豆ということで、 早速コーヒーをたくさん飲もうとお考えの方もいらっしゃると思いますが、コーヒーから「クロロゲン酸」を摂取する場合は少し注意が必要です。
コーヒーに含まれる「カフェイン」は、胃の粘膜を刺激し胃液の分泌を促進するので、空腹時や大量に摂取すると胃が荒れたりもたれたりする原因となります。
また「カフェイン」には、インスリンの働きを邪魔する作用もあるので、糖尿病の方はかえって悪化させてしまう可能性もあり注意が必要です。
それ以外にも「クロロゲン酸」は熱に弱くコーヒー豆を焙煎する工程で失われてしまうとも言われており、 市販されているコーヒーに含まれる「クロロゲン酸」の含有量はさほど含まれていないと考えられます。
どうしてもコーヒーから摂取を考える場合は、胃に負担をかけない様に、食事中や食後のタイミングで浅煎りコーヒーを飲むようにすると良いでしょう。
「クロロゲン酸」のサプリメントもあるので、上手にサプリメントを利用するのもいいですね。
スリムな体型を目指している人、肥満を防ぎたい人、生活習慣病の予防したい人、肝臓の健康を維持したい人、糖尿病を予防したい人は、
上手に「クロロゲン酸」を摂り入れてみましょう。
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