柑橘類のビタミンCで抗酸化

ビタミンCは、皮膚・粘膜の健康維持を助け、抗酸化作用がある栄養素です。


肌にハリを持たせ、シミ・シワを予防する美容効果や、免疫力を高めて風邪などのウイルス性の病気から体を守ってくれたり、ストレスに対する抵抗力を高めてくれたりします。


抗酸化力が強力なビタミンCは、老化の原因といわれる活性酸素から細胞や組織を守ってくれます。

「抗酸化ビタミン」ともいわれ、老化、免疫力低下、ガン、動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす活性酸素の働きを抑えてくれているのです。

活性酸素が原因であると言われている、白内障の予防・改善にもビタミンCは効果が期待されています。

日々、活性酸素やストレスにさらされている私たちのストレスまでもビタミンCはやわらげてくれます。


神経伝達物質であるドーパミン・アドレナリンなどの合成、抗ストレスホルモンである副腎ホルモンの合成に関わっています。

これらの合成には大量のビタミンCが必要となる為、精神的なストレス以外にも、

暑さ、寒さ、睡眠不足、喫煙、激しい運動、騒音など環境的なストレスにさらされて生活している場合、意識してビタミンCを摂るようにしましょう。


またビタミンCは、体を構成するのに重要なタンパク質の1つである「コラーゲン」の合成を助ける働きをしています。

コラーゲンの細胞と細胞をつなぐ接着剤のような役割のおかげで、細胞同士の結合が強化されるため、皮膚、骨、血管、筋肉などを丈夫に保ってくれています。

この働きにより、皮膚のシミ・シワを防ぎ、傷・やけどの治りを早くしたり、骨粗鬆症の予防、心臓血管系の病気の予防になったりします。


「風邪にはビタミンC」と言われるように、ビタミンCは免疫力を高め、風邪を引きにくくし、風邪の治りを早くしてくれます。

他に、鉄不足で起こる貧血予防にもビタミンCは大事です。鉄は吸収されにくい性質があり、ビタミンCはこの鉄を吸収しやすい形に変化させ、吸収率を高め、貧血の予防に役立ってくれます。


ビタミンCは、水溶性のビタミンで、水に溶けだしやすく、熱・光に弱く、体内で作り出すことができません。

そのため、食べ物からしか摂取できませんが、たくさん摂取しても余ればすぐに尿として2~3時間で排出されてしまうので、摂り過ぎの心配はいりません。


しかし、ビタミンCが不足すると、朝の目覚めが悪くなる、強い疲労感、物忘れ、忍耐力の低下、免疫力の低下、風邪や感染症にかかやすくなる、肌のハリが失われる、貧血、毛細血管がもろくなり歯ぐきから出血、骨粗鬆症、関節痛、食欲不振などが起こります。

ビタミンCの多い食材は、赤いパプリカ、ブロッコリー、ジャガイモ、キャベツ、芽キャベツ、菜の花、カリフラワー、にがうり、ほうれん草、サツマイモ、チンゲン菜、甘柿、レモン、アセロラ、キウイフルーツ、いちご、ネーブル、はっさく、ポンカン、伊予柑などに多く含まれています。

老化予防、風邪予防、骨粗鬆症予防、シミ・シワ改善、美肌、白内障予防、ストレス緩和、貧血改善させたい方は、積極的に取り入れるように心がけましょう。


柑橘類にはビタミンCが豊富に含まれています。 

ビタミンCは肥満の大きな原因の一つである「油の酸化」を防いでくれます。 


実は油も釘やネジのように長時間放置すると酸化してしまうのです。

これは人間も同様です。 

食生活の乱れ、ストレスなどが原因で、 体内の活性酵素が増え、体が酸化していきます。 


酸化した油を摂取し続けると、 身体もどんどん酸化してしまいます。 


この「酸化」は、ほぼすべての病気や老化の原因となり、肥満以外にも、 糖尿病、脂質異常症、肝機能障害などの生活習慣病を引き起こすリスクが高まります。 


悪い油を摂りすぎると…


酸化した油や使い古した油、 これらの悪い油を摂りすぎるとホルモンバランスに異常をきたし、 

重大な弊害が起こることが分かっています。 

近頃の若年層に目立つ、うつ病や頭髪の脱毛なども、 これらが一因となっているとも言われています。 

これまで高齢男性特有の病気と思われていた前立腺肥大も、 若くして発症する人が増加しています。 

一部学説によれば、 メタボリックシンドロームも食べ過ぎや運動不足が原因ではなく、 男性ホルモンの減少の影響を受けている為だといわれています。 


健康の為にも、悪い油には注意が必要です。 


柑橘類を食べて、抗酸化作用に優れたビタミンCを積極的に摂り入れるようにしましょう。 

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