ダイエットをしているわけではないのに、体重が減ることはありませんか?
それってもしかしたら”吸収不良症候群”かもしれません。
吸収不良症候群とは食べた栄養素を消化・吸収する消化管のいずれかに障害があり、体重減少や貧血などの症状が現れてしまう病気のことです。
主な症状は、
体重が減る
貧血がする
むくみがひどい
全体に倦怠感があるなどがあげられます。
原因としては大きく3種類あり、
①消化酵素による消化がうまくいかない
②小腸での吸収がうまくいかない
③リンパ管拡張症などにより吸収した栄養を全身に供給する働きがうまくいかないケースの3つががあげられます。
いずれも体重減少や貧血、むくみなどが主な症状で、ビタミン不足によって血が出やすい出血傾向、口角炎、全身の倦怠感などが現れます。
ただし、自覚症状がなく本人が発症に気づかないことが多いため、健康な人では感染しないような日和見感染症を発症して初めて病気に気づくことも少なくありません。
吸収不良症候群と分かったら、原因となる病気に対する治療と、低栄養状態を改善する栄養療法や薬物療法を行い治療していきます。
栄養療法には患者の状態に応じて、食事療法、経腸栄養材の使用、点滴投与などがあります。
身体的に異常が現れるため異変に気付きやすいかもしれません。
とはいえ、自ら判断することは困難ですので、もし元の体重から半年間で5%以上痩せたり、胸やけや胃もたれ・胃痛・咳などがあり、食欲がなく十分に食事を摂ることができない状況が続いたり、下痢が続いている場合は早めに病院で診察を受けましょう。
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