カリウムは、カルシウムやリンに続き体内で3番目に多く存在し、近年不足しがちなミネラルとして重要視されているミネラルです。
カリウムには、体内の余分な水分を排出する働きがあります。
むくみの原因となり水分を増やすナトリウムとは、逆の性質を持っています。
この真逆の性質を持つナトリウムとカリウムがお互いにバランスを取り合っている事で、体内の水分量を一定に保ったり、血圧を調整したりしています。
カリウムは、
むくみ予防・改善
高血圧予防の他、
神経伝達や筋肉の収縮を正常に維持
ホルモン生成
浸透圧の調整など
様々な事に関わっている重要なミネラルなのです。
また、現代の日本人の食生活はナトリウムの摂取量が多い傾向にあるので、
生活習慣病予防の為にも意識してカリウムを摂取するようにすると良いでしょう。
健康な人ならば、カリウムを摂り過ぎても7~9割は尿中に排泄され、残りの1~3割は便や汗として排泄されてしまうので過剰摂取を心配する事はありません。
ただし、腎機能障害のある方は、カリウムの摂取で高カリウム血症を起こすリスクがあるので、摂取制限が必要となります。
カリウムは、
ほうれん草
里芋
アボカド
たけのこ
バナナ
などのイモ類・野菜・果物に多く含まれます。
生で食べるのをおすすめしますが、調理をする際は煮汁に溶けだしやすいので、汁ごと食べられるスープや鍋料理で食べるのがおすすめです。
利尿剤を使用している人、下痢気味の人、汗をかきやすい人、アルコールやコーヒーをよく飲む人はカリウム不足になりがちなので、積極的に取り入れていきましょう。
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