ビタミンDは、脂溶性ビタミンの1つです。
主に骨の材料となるカルシウムとリンの吸収や、歯や骨に届けて成形を助けてくれる役割を持っています。
また、ホルモンの分泌を調節してくれたり、免疫の調節や強化もしてくれています。
年々酷くなる花粉症など、その他のアレルギー症状にもビタミンD不足が関係あります。
糖尿病予防、風邪予防、ガン予防、自閉症、男性不妊、女性不妊、妊娠中の合併症にも有効である事が近年分かってきました。
その他に、乳児期にビタミンD不足だと将来的に1型糖尿病のリスクが3倍も上がるうえに、骨密度も低くなってしまいます。
ビタミンDは、きのこ類、魚類、卵に多く含まれます。
食品以外からもこのビタミンDは、日光を浴びることで体内で作り出すこともできる、珍しいビタミンでもあります。
ビタミンDを効率良く吸収するためには、ビタミンDの多い食べ物とカルシウムの多い食べ物を一緒に摂ることをおすすめします。
ビタミンDは脂溶性なので、油もプラスするとさらに吸収率がアップします。
きのことほうれん草をゴマ油でソテー、
エキストラーバージンオイルで魚のカルパッチョなどは、
ビタミンDとカルシウムと良質な油の組み合わせなので効率よく摂取することが出来ます。
ただし、脂溶性のビタミンDはサプリメントなどで必要以上に長期間摂取していると、
血中のカルシウム量が増え高カルシウム血症を引き起こし、血管、心臓、肺などに影響が出てしまいます。
結果、腎障害、腱や関節などの軟組織の石灰化、カルシウム結石の原因となります。
普段の食事から摂取する分には特に問題はありません。
サプリメントなどの補助食品は、あくまでも普段の食事で足りない栄養を補うものなので、
サプリメントに頼りきってしまわないようにしましょう。
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