腸には100兆個以上の腸内細菌がいます。
健康維持や生命活動を支える善玉菌、
有害物質を作り出す悪玉菌、どちらか優勢な方につく日和見菌に大きく分けられます。
善玉菌は食物繊維やオリゴ糖が好物で、これらを食べると、
「短鎖脂肪酸」という物質が作られます。
「短鎖脂肪酸」は、酪酸、プロピオン酸、酢酸などです。
これらは、腸内を弱酸性にし、アルカリ性を好む悪玉菌の増殖を抑制し、
大腸の粘膜を刺激してぜん動運動を促し、全身の代謝を上げてくれます。
そしてこの「短鎖脂肪酸」は、脂肪分解をして太りにくい身体にしてくれるほか、
血糖値もコントロールしてくれます。
特に短鎖脂肪酸の中の「酢酸」が、腸から血糖値を下げるホルモンの分泌を促します。
「短鎖脂肪酸」は、高血糖状態を防ぎ、
糖質をエネルギーとして使い切り、糖尿病へまっしぐらとならないようにしてくれています。
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