「カテキン」は主に緑茶に多く含まれるポリフェノールで、渋み・苦みとなる成分です。
緑茶以外では、番茶・ほうじ茶・紅茶・ウーロン茶などにも含まれています。
「カテキン」には
「エピカテキン」
「ガロカテキンガレート」
「エピガロカテキン」
「エピガロカテキンガレート」
の4種類があり、
「エピガロカテキンガレート」が最も抗酸化力などが強力とされています。
「カテキン」の抗酸化作用はとても強力で、
その抗酸化力はビタミンEの約50倍もあると言われています。
その為、フリーラジカルなどの活性酸素の増加を抑制し、
高血圧や糖尿病を始めとする生活習慣病の予防に役立ちます。
また、血糖値の上昇を抑える働きや体脂肪を減少させる働きがあり、
肥満や脂質異常症などの予防にもなるとされています。
その他にも殺菌・抗菌作用がある事から、
食中毒や胃潰瘍、胃がんの原因となるピロリ菌、風邪予防、風邪の初症状の緩和、
口腔内の細菌の増殖を抑えて虫歯・口臭予防などの働きがあり、
細菌やウイルスから体を守り感染症予防になるとされています。
「カテキン」の過剰摂取による副作用の報告は、日本では特にありませんが、
海外では高濃度茶カテキンの過剰摂取で肝機能障害など副作用の報告があるようです。
お茶から「カテキン」を摂取する場合に気を付けたいのは、
「カフェイン」等のカテキン以外で他に含まれる成分の過剰摂取になってしまわない様に注意しましょう。
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