「コエンザイムQ10」は体内のエネルギーを作り出すための酵素を助ける補酵素の一つで、「ビタミンQ」とも呼ばれたりしています。
ビタミンEに匹敵する高い抗酸化力がある為、
細胞膜の酸化を防いで酵素を効率よく利用するのに役立っています。
「コエンザイムQ10」は、
エネルギーを必要とする心臓の筋肉、
骨格筋、肝臓、腎臓に多く存在し様々な生命活動の原動力となる他、
高い抗酸化作用で医薬品やアンチエイジングなど幅広く利用され、
生活習慣病や老化の予防に役立つと言われています。
私たちの体内に存在してエネルギーを作り出している「コエンザイムQ10」ですが、
更に言うと私たちの細胞の中にある「ミトコンドリア」に存在しています。
1つの細胞の中に存在する「ミトコンドリア」は、およそ数百~数千と言われています。
「ミトコンドリアって聞いたことあるけど、いまいちよく分からない」
という方も多いのではないでしょうか?
ミトコンドリアの主な働きを簡単に言うと、
食べ物から摂取した栄養素と呼吸から取り込んだ酸素を原料にして、
生命維持や活動する為のエネルギー(ATP[アデノシン三リン酸])を作り出すことです。
そしてこのエネルギー( ATP[アデノシン三リン酸] )の90%以上を、
ミトコンドリアが作り出してくれています。
私たちの身体は約60兆個の細胞から出来ていると言われているので、
ミトコンドリアの数を計算するととんでもない数になるのは容易に想像がつきますね。
そして、その「ミトコンドリア」の中に存在しているのが「コエンザイムQ10」なのです。
「コエンザイムQ10」が体内に十分に存在している事で、
効率よくエネルギーが作り出されるので疲れにくく健康な体を維持する事が出来ます。
しかし、「コエンザイムQ10」は20歳をピークに次第に減少し、
40歳代以降急速に減少すると言われています。
その為、細胞のミトコンドリアによってエネルギー( ATP[アデノシン三リン酸] )が作られにくくなってしまいます。
コエンザイムQ10が不足しエネルギー( ATP[アデノシン三リン酸] )が作られにくくなると、
疲れやすくなったり、肌の老化現象、免疫力の低下、肩こり、冷え性などの
身体の不調が引き起こされやすくなります。
「コエンザイムQ10」の1日の摂取目安量は60~100㎎とされ、
食べ物だと、
サバ
イワシ
鮭
マス
うなぎ
あんこう
イカ
豚肉
牛肉
鶏肉
鶏卵
レバー
チーズ
ピーナッツ
ほうれん草
ブロッコリー
じゃがいも
大豆
ごま油
に多く含まれています。
「コエンザイムQ10」は脂溶性の成分なので、
水に溶けにくく吸収率があまり良くないと言われています。
食事で補えない分はサプリメントを活用すると良いでしょう。
・疲労回復
・肌の老化予防
・心臓機能の保護
・生活習慣病の予防
・糖尿病の予防
・関節痛の改善
・骨粗鬆症の予防
これらの予防に是非、コエンザイムQ10を取り入れてみてはいかがでしょうか?
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