「ヒアルロン酸」といえば、美肌効果を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
「ヒアルロン酸」は、ムコ多糖類というネバネバしたゼリー状の物質で、
水と結合してゼリー状になり1gで6ℓもの水分を保持する事が出来る優れた成分です。
人間の体のあらゆる所に存在していて主な存在場所は、
目の硝子体、皮膚、関節、軟骨、脳、腎臓、動脈、へその緒、筋肉などです。
その中でも目、肌、関節には特に多く存在しています。
「ヒアルロン酸」がどのような働きをしているかと言うと、
肌では柔軟性を守り潤いやハリを与えたり、
目では乾燥によるドライアイから守ったり、
関節では潤滑油のような働きをしたり、
他に細菌の侵入や毒物の浸透を防いでくれたりしています。
最近ではパソコンやスマートフォンを使う頻度が高くなり、
その影響でドライアイに悩んでいる人が増えました。
ドライアイは目の症状だけでなく、
肩こり・頭痛・腰痛などの全身の症状の主な原因にもなります。
ドライアイが深刻化すると目の表面に傷がつきやすくなります。
そして、そのまま放っておくと目の表面だけでなく
角膜や結膜にまで傷が広がっていってしまう可能性も出てきます。
更には視力低下による集中力ややる気の低下、
車の運転中に事故などのトラブルも起こしかねません。
これらの症状から守ってくれる「ヒアルロン酸」は、
私たちの体にとってないと生きていけない程とても大切な成分なのです。
そんな大切な「ヒアルロン酸」の体内量は、加齢と共にどんどん減少します。
その量は生まれた時と比べて30歳では約70%、40歳では約半分、
50歳では約40%、60歳では約25%のヒアルロン酸しか作り出せなくなると言われています。
「ヒアルロン酸」が含まれている食品は、
ニワトリのとさか
魚の目
豚足
フカヒレ
すっぽん
鰻
などがあります。
ヒアルロン酸が多く含まれている食品は、
日常的に食べ続ける事が難しい食品が多い上に、
せっかく食品で摂取したとしても体内で分解されてしまうので、
目や肌、関節などに直接作用する事はないと考えられています。
また、「ヒアルロン酸」は分子が大きいので、
そのままでは体に吸収されにくいという特徴もあります。
最近では分子が小さく加工され、
以前よりも吸収されやすくなったヒアルロン酸配合のサプリメントなどが増えました。
このようなサプリメントを上手に活用すると良いでしょう。
ドライアイで悩んでいる方、乾燥肌や肌荒れで悩んでいる方、
肌のハリや弾力を保ちたい方、関節痛で悩んでいる方、
スポーツをされている方は、是非積極的に摂り入れてみては如何でしょうか?
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