「メチルスルフォニルメタン(MSM)」、
なかなか聞きなれない名前で、私たちにはあまり馴染みのない成分ですよね。
この成分は、あらゆる生き物に存在する成分で、
私たち人間の体では軟骨・筋肉・皮膚・髪・爪などに多く含まれています。
「メチルスルフォニルメタン(MSM)」は、天然の硫黄化合物で、
痛みや炎症を鎮めて体を温めてくれる働きがあります。
硫黄は、私たちの体内のタンパク質に含まれるミネラルで、
皮膚や髪の毛、爪の形成に作用します。
「メチルスルフォニルメタン(MSM)」は、
質量の約34%が硫黄元素で構成されている成分です。
タンパク質の元となるアミノ酸の構成要素で、
硫黄の供給源となる「メチルスルフォニルメタン(MSM)」は、
私たちの健康に欠かせない成分と言えます。
「メチルスルフォニルメタン(MSM)」が持つ作用には、
幅広い効果が報告され研究が進んでいます。
皮膚局所へ湿布して使用される疾患には、
慢性疼痛、
変形性関節症、関節炎、リウマチ性関節炎、
骨粗鬆症、
関節周囲の炎症(骨液包炎)、
腱炎、腱鞘炎、
抗癌剤による神経痛、
筋骨格系の疼痛、筋肉の痙攣、
皮膚硬化症と呼ばれる皮膚の硬化性変化、
瘢痕組織、妊娠線、
脱毛、皮膚のシワ、日焼けに対する予防、
目の炎症、
口腔の清潔維持、歯肉疾患、
創傷、切り傷、挫創、挫創治癒の促進
などがあります。
また、経口摂取で使用される疾患には、
花粉症、アレルギー症状の軽減、
慢性便秘、
胸焼け、潰瘍、憩室炎と呼ばれる腸の疾患、
月経前症候群、
気分の向上、
肥満、
血流改善、高血圧、脂質異常症、Ⅱ型糖尿病、肝疾患、
アルツハイマー型認知症、
いびきの改善、
喘息、肺気腫や肺炎などを含む肺疾患、
慢性疲労症候群、
自己免疫疾患(SLE:全身性エリテマトーデス)、
HIV感染症とエイズ、
乳癌、大腸癌、
目の炎症、粘膜の炎症、
顎関節の問題、足のこむら返り、
偏頭痛、頭痛、二日酔い、
トリコモナス膣症やジアルジア感染症を含む消化管や泌尿/生殖器の寄生虫感染症、
真菌感染、虫刺症、放射線中毒、免疫システムの促進
などの目的でも使用されています。
様々な有効性が報告されている「メチルスルフォニルメタン(MSM)」を含む食品は、
果物
野菜
牛乳
穀物
などがあります。
しかし、食品に含まれる「メチルスルフォニルメタン(MSM)」は、
量がとても少ない為、食品からの摂取は難しいと言われています。
日常生活で足りない分は、サプリメントを上手に活用して摂取する様にしましょう。
皆様の健康維持に、是非役立ててみてはいかがでしょうか?
硫黄化合物については、こちらの記事をご覧ください。
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