「バナジウム」という超微量ミネラルをご存じでしょうか。
あまり聞きなれない名前の成分かもしれませんが、超微量ながらも私たちの体にとって必須のミネラルとされています。
脂質の代謝を促進させ、
コレステロールの生成を抑制し動脈硬化を予防する作用が「バナジウム」にはあります。
また、「バナジウム」にはインスリンと似た働きをし、
インスリンの分泌を安定させ、血糖値をコントロールする働きがある事が分かっています。
この為、近年の研究では糖尿病の治療や予防にも効果が期待されている成分として
研究が進められています。
血糖値が高いと血液がドロドロの状態になっているのですが、
「バナジウム」を摂取する事で、
血糖値が低下しドロドロの血液からサラサラの血液と改善し、全身の血流が良くなります。
動脈硬化の予防はもちろんですが、
血液がサラサラになり血流が改善される事で、
結果的に体内の老廃物が排出されやすくなり、
むくみや肌荒れの改善にも効果が期待できます。
「バナジウム」が多く含まれる食品は
牛乳
エビ
カニ
蕎麦
マッシュルーム
いわし
わかめ
豆腐
などがあります。
その他に「バナジウム入りの天然水」などもあります。
富士山麓のごく限られた地域からは、
雪解け水や雨水が数十年の歳月をかけ地中でろ過され、
「バナジウム」を豊富に含んだ天然水を採る事が出来るのです。
「バナジウム」の1日あたりの摂取量は、1.8㎎以下の摂取であれば安全と言われています。
私たちの一般的な食事からだと、1日あたり約6~18㎍の摂取量だと言われています。
インスリンの量の抑制を期待するなら、
およそ80㎍の「バナジウム」が必要と言われているので、
食品やミネラルウォーター、サプリメントなどで足りない分は補う必要があります。
但し、長期的な過剰摂取には注意が必要です。
肝障害などの深刻な副作用や、血糖値を低下させ過ぎてしまう可能性があります。
適量の摂取を心がける事はもちろんですが、
自分の血糖値を考慮したうえで摂取するようにしましょう。
「バナジウム」は加熱しても成分が変化する事はありません。
その為、「バナジウム」が含まれる食材や「バナジウム入りの天然水」を加熱しても、
特に問題はありません。
例えば、コーヒーや紅茶を飲む際に
「バナジウム入りの天然水」で淹れてみるのも良いですね。
あくまでも普段の食事や運動のサポートとして、
補助的に利用してみてはいかがでしょうか。
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