前回の記事では持続的な弱い炎症が、自覚症状なく臓器の機能を損なっていく「慢性炎症」について紹介しました。
前回の記事はこちら。
今回は、私たち人間に必ずある「細胞の種類」についてご紹介していきたいと思います。
私たち人間の細胞の中には通常の「体細胞」と特殊能力を持った「幹細胞」が存在しています。
この幹細胞には
・皮膚、赤血球、血小板等、様々な細胞に分化できる「分化能」
・自分と全く同じ能力を持った細胞に分裂できる「自己複製能」
が備わっています。
幹細胞は体の各組織で待機しており「分化能」と「自己複製能」の能力を用いて、
新しい細胞を補充する役割も担っています。
また、「体細胞」ではテロメアを合成する酸素の「テロメラーゼ」の活性が
非常に低いのですが、「幹細胞」では非常に高いという特性の違いがあります。
「幹細胞」は「テロメラーゼ」の働きのおかげで「体細胞」よりも長い寿命を持って、分裂と増殖を続けることが出来るのです。
しかし、
日々のダメージが蓄積し酸素や栄養が行き渡りにくくなる事や加齢などで幹細胞は機能が低下したり、減少したりしてしまいます。
私たち人間の細胞の数は、20歳までは増え続けますが、
特殊能力を持った「幹細胞」の占める割合は、年齢と共に減少してしまいます。
生れた時には60億ある幹細胞が20歳では10億、40歳で3億、60歳ではたったの1.5億まで減少してしまうのです。
近年注目されている再生医療で重要な細胞を「間葉系幹細胞」というのですが
この「間葉系幹細胞」の割合は、加齢によって更に減少します。
この「間葉系幹細胞」は、私たち人間が持つ幹細胞の一つです。
骨髄や脂肪、皮膚など全身の様々な場所に存在します。
本来は、脂肪、骨、軟骨に分化できる細胞と言われていますが、その他の組織細胞にも分化する事も出来ます。
この「間葉系幹細胞」の数は、赤ちゃんで60億、10代で6億、30代で2.4億、50代で1.5億、80代で0.3億と言われており、かなりの数が加齢と共に減少してしまうとされているのです。
まずは、慢性炎症など日々のダメージの蓄積を防ぎ、細胞の老化を早めてしまわない様に日々努力しましょう。
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