花粉症の季節に肌が敏感になる理由

花粉症の季節になると、鼻水やくしゃみだけでなく「肌がピリピリする」「赤みが出やすい」といった肌トラブルを訴える人が増えます。

実はこれは偶然ではなく、花粉症によって体内で起きるアレルギー反応が、肌のバリア機能に直接影響しているためです。


前回は花粉症についてご紹介しました。 

まだ読んでいない方はこちらからご覧ください。

↓前回の記事はこちら↓

ここでは、花粉症の時期に肌が敏感になる理由をわかりやすく解説します。

1. ヒスタミンの増加による炎症反応

花粉が体内に侵入すると、免疫細胞(肥満細胞)がアレルゲンを認識し、ヒスタミンを放出します。ヒスタミンはかゆみ、赤み、血管拡張、炎症の悪化などの反応を引き起こします。

この炎症反応が皮膚にも波及し、わずかな刺激でも敏感に反応しやすい状態になります。


2. サイトカイン(IL-4・IL-13)によるバリア機能の低下

アレルギー反応では、Th2系サイトカインである IL-4 や IL-13 が増加します。

これらは皮膚のバリア機能に重要な「セラミド」の合成を低下させることが知られています。

セラミドが減ると、角層の水分保持力の低下や、肌の乾燥、また外的刺激に弱くなってしまいます。

つまり、花粉症の時期は“肌が乾燥しやすく、刺激に弱い状態”が生まれやすいのです。


3. 鼻をかむ・目をこするなどの物理的刺激

花粉症の症状が強いと、どうしても鼻をかんだり、目をこすったりする回数が増えます。

この物理的な摩擦は角層を傷つけ、バリア機能をさらに低下させます。

特にダメージが出やすい部位は、鼻周りの皮むけや目元の赤み、頬の乾燥があります。

「花粉症の時期だけ鼻の下が荒れる」というのは、まさにこの摩擦が原因です。


4. 花粉そのもの+付着物質による刺激

花粉の表面には、PM2.5、ディーゼル排気粒子、重金属などの微粒子が付着していることがあります。

これらは肌の酸化ストレスを増加させ、活性酸素(ROS)を発生させます。

活性酸素は炎症や老化の原因となり、敏感肌をさらに悪化させます。

花粉症の時期に肌が敏感になるのは、「バリア機能が低下しやすい時期」だからです。

敏感である事は仕方がない事なので、少しでも和らげられるようにしていきましょう。

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