太る仕組み誤解されがちですが、脂肪を食べたから脂肪がそのままお腹につくわけではありません。食べたものは消化吸収され、そこから分解合成されます。血中にブドウ糖が余っていると中性脂肪が蓄積されていきます。血中のブドウ糖は生きるために一定の基準に保たれて存在しています。これを「血糖値」といい、基準値は70~140です。このブドウ糖の元となるのは脂肪ではなく、炭水化物やお菓子や清涼飲料水などに含まれる「糖質」です。糖質にもいろいろな種類がありますが、最終的にはすべてブドウ糖や果糖に分解され、血中に放出されます。血中にブドウ糖が増える、つまり血糖値が上昇すると、すい臓からインスリンが分泌され、余分なブドウ糖をグリコーゲンに変えて肝臓や筋肉細胞に取り込み...29Jul2020
良質のコレステロールマグロのほか、イカ、エビ等の甲殻類は、コレステロールが高いと思われがちです。しかし、脂肪を燃やす良質なコレステロールなので、積極的に摂って大丈夫です。また、年中手に入りやすいので、青魚が生で食べられる旬の時期以外も、生で食べる事が出来ます。マグロを食べるなら、デトックス効果の高いミネラル豊富な赤身を中心に、DHA、EPAの豊富なトロを少量食べるのがおすすめです。29Jul2020
これって糖尿病?最近口の中が乾く尿の回数が多い疲れやすいそんな症状はありませんか?もしかするとそれって糖尿病かもしれません。糖尿病は生活習慣病の1つでⅠ型とⅡ型があり、糖尿病患者の約9割がⅡ型糖尿病です。主な原因は食生活や運動不足、肥満であり血糖値を下げるインスリンの不足あるいは欠乏を引き起こします。Ⅰ型の突発性糖尿病を除き、発症初期は無症状であることがほとんどのため、自覚がない人が多いのが特徴的です。そのため日々気をつけなくてはなりません。悪化するとトイレに行く回数が増える(多尿)口が乾く水をたくさん飲んでしまう(多飲)といった症状が現れ、治療しないでほおっておくと心筋梗塞や脳梗塞などの命にかかわる病気のリスクが高まるだけでなく、糖尿病性網膜症や...17Jul2020
食欲がなくて体重が減る。これって…?ダイエットをしているわけではないのに、体重が減ることはありませんか? それってもしかしたら”吸収不良症候群”かもしれません。 吸収不良症候群とは食べた栄養素を消化・吸収する消化管のいずれかに障害があり、体重減少や貧血などの症状が現れてしまう病気のことです。 主な症状は、体重が減る貧血がするむくみがひどい全体に倦怠感があるなどがあげられます。 原因としては大きく3種類あり、①消化酵素による消化がうまくいかない②小腸での吸収がうまくいかない③リンパ管拡張症などにより吸収した栄養を全身に供給する働きがうまくいかないケースの3つががあげられます。 いずれも体重減少や貧血、むく...13Jul2020
腎臓は最重要臓器近年、進行が早い「慢性腎臓病」が高血糖・高血圧の中高年に急増しています。慢性腎臓病とは、さまざまな原因で慢性的に腎機能が低下していく腎臓病の総称です。日本国内の慢性腎臓病の推定患者数は1330万人。推定患者数は予備群を含め2000万人近くにも上るといわれています。 慢性腎臓病は高齢者だけの問題ではなく自覚症状が乏しく、本人の知らぬ間に進行し、気づいた時にはかなり腎機能が衰えていることも珍しくありません。 そもそも腎臓は体の中でどのような働きをしているかご存じでしょうか。腎臓は主に血液を浄化して尿を作る役割を担っています。その他にも、体内の水分量を調節したり、活性型ビタミンDを作ったり、血圧を調整するホルモンを...10Jul2020
痩せても筋肉は落ちない「痩せて体重が落ちると、筋肉も落ちる」 そう思うことがあるかものしれませんが、実際には「筋肉が落ちた」というふうに感じているだけなのです。 「体重が減る」=「筋肉が落ちる」ではないのです。 体内でエネルギーが使われる順番は決まっています。1番最初に使われるのは、食べた糖質から得るブドウ糖です。 ブドウ糖が使い切られると、2番目に果糖や乳糖が使われます。ブドウ糖、果糖、乳糖が使い切られると、筋肉や肝臓に蓄えられていたグリコーゲンがブドウ糖に戻されて3番目に使われます。 体内に蓄えられているグリコーゲンのエネルギー量は、約1200kcalあり、グリコーゲンも使い切られると、脂肪細胞に蓄えられていた中性脂肪がようやく4番目に使われます。平...03Jul2020
肥満と他の病気の関係肥満は他の病気の原因になり、寿命を縮めてしまいます。 重度の肥満者は、寿命が10年短くなると言われており、 2人に1人は70歳前後に死亡する恐れもあります。 日本人はBMI(肥満判定基準)が25を超えると肥満となります。 BMI25をちょっと超えただけでも死亡率が上がります。 そして、糖尿病や循環器疾患などの発症リスクも高くなります。 また、BMIが5%上昇する毎に死亡リスクが上昇します。 ガンは19%、呼吸器疾患系は38%、心疾患系は49%も死亡リスクが増加します。 肥満が糖尿病をはじめとした、あらゆる病気を引き起こしてしまうのです。 ただ太っているだ...03Jul2020
1日の消費エネルギー人間は眠っている時でもエネルギーを消費しています。 代謝には、「基礎代謝」「活動代謝」「食事誘導性熱生産」があります。 そのうちの60%は「基礎代謝」で、全体の半分以上も占めます。 「基礎代謝」は、心臓の拍動、内臓の消化吸収、呼吸、全身の細胞の入れ替わりなど、 私たちが生命の維持に最低限必要なエネルギーの事です。 残りの40%は、日々の活動で消費される「活動代謝」が30%で、 食事の時に発生する熱の「食事誘導性熱生産」は10%と少なく、 いかに基礎代謝を上げるかが健康維持にも繋がってきます。 03Jul2020