「オリゴ糖」とは、母乳の成分から発見され、腸内環境を整える機能性成分です。
「オリゴ糖」はいくつかの単糖が繋がっている糖質の一種の事で、
一般的にはこれ以上に加水分解する事が出来ない単糖(ブドウ糖・果糖etc.)が、2~3個繋がった状態の物を指します。
「オリゴ糖」の「オリゴ」はギリシャ語で「少し」という意味がある事から、「少糖類」と呼ばれたりもしています。
「オリゴ糖」は、腸内で乳酸菌などの善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える働きがある事から、
便秘の予防・改善に役立つとされ、特定保健用食品としても認められています。
その他に、美肌・血糖値・コレステロール値・中性脂肪・糖尿病・動脈硬化・虫歯の予防などにも役立つとされています。
オリゴ糖は約20種類ほどの種類があり、大きく分けて「消化性オリゴ糖」と「難消化性オリゴ糖」の2種類に分けられます。
胃や小腸で消化・吸収されにくい「難消化性オリゴ糖」には、エネルギー源になりにくい・砂糖の代用となる・善玉菌が増える・虫歯になりにくい等の性質が注目されています。
また、「オリゴ糖」を摂取する事で、カルシウムなどのミネラルの吸収を促進したり、
ビタミンK、B1、B2、B6、B12、葉酸、ビオチンなどの合成にも関わって重要な働きをしてくれています。
「オリゴ糖」を多く含む食べ物には、
バナナ
はちみつ
きな粉
大豆
味噌
醤油
さつまいも
にんじん
ごぼう
玉ねぎ
などがあります。
腸内環境を整えたい
便秘で悩んでいる
肌荒れで悩んでいる
調整脂肪やコレステロール値が気になっている
糖尿病の人
虫歯になりやすい人は、「オリゴ糖」を日々の生活に摂り入れて試してみてはいかがでしょうか?
~オリゴ糖の種類~
【マルトオリゴ糖】
消化性オリゴ糖。砂糖の30%程度の甘さ。甘味料や料理のコクを出す添加剤として使われている。
【トレハロース】
消化性オリゴ糖。砂糖の45%程度の甘さ。食品の品質保持・化粧品・医薬品などに使われている。
【パラチノース】
消化性オリゴ糖。砂糖の30%程度の甘さ。血糖値の上昇を緩やかにする・虫歯予防などに役立つ。
【イソマルトオリゴ糖】
一部消化性オリゴ糖。砂糖の30~55%程度の甘さ。腸内環境の改善・虫歯予防・免疫力向上・防腐効果などに役立つ。
【大豆オリゴ糖】
一部消化性オリゴ糖。砂糖の70~75%程度の甘さ。腸内環境の改善・便秘改善・ダイエットなどに役立つ。
【ビートオリゴ糖】
難消化性オリゴ糖。砂糖の20%程度の甘さ。
【フラクトオリゴ糖】
難消化性オリゴ糖。砂糖の30~60%程度の甘さ。お腹の調子を整える・カルシウムの吸収促進に役立つ。
【ガラクトオリゴ糖】
難消化性オリゴ糖。砂糖の25%程度の甘さ。母乳に含まれており虫歯予防・カルシウムの吸収促進・ミネラルの吸収促進に役立つ。
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