オルニチン

オルニチン」は、私たちの体内に存在する非必須アミノ酸の一種です


アミノ酸というとタンパク質の合成に利用されますが、「オルニチン」はタンパク質の合成で利用される事はありません


オルニチン」はアミノ酸の中でも肝臓や筋肉にとどまらずに血液中を循環する「遊離アミノ酸」に属しています。


血液中に溶け込んだ「オルニチン」は、体内を循環して肝臓で有害なアンモニアの解毒のサポートをします。


アンモニアは私たち人間がエネルギーを作り出す時に出る老廃物の一つで、アンモニアが体内に過剰に発生すると全身の疲労を感じやすくなります。


その為、肝臓の中でアンモニアを代謝する働きがある「オルニチン」は、肝機能を高めて疲労回復に役立つ成分とされています。


この様に有害なアンモニアが肝臓で無毒化される過程を「オルニチンサイクル」と呼びます。


また「オルニチン」には、成長ホルモンの分泌を促し、細胞の生まれ変わりである新陳代謝を活発にする働きがあります。


この働きにより、筋肉や骨を作るサポートや肌の調子を整える働きのサポートにも役立つ成分とされています。


「オルニチン」が多く含まれている食べ物には、


シジミ

チーズ

ひらめ

パン


などがあります。


中でも「オルニチン」が特に多く含まれているシジミは、

1度冷凍してから調理すると生の状態から調理したシジミと比べてオルニチンの量が7~8倍に増加します。


日常的に「オルニチン」を摂取している人は、ストレスが軽減され睡眠の質の改善、気分の鎮静化などが改善する事が分かっています。


日頃から疲労やストレス、飲酒、肝臓の健康を保ちたい人、美肌を目指している人は是非積極的に「オルニチン」を摂り入れる事をオススメします。


「オルニチン」の1日の摂取目安量は500㎎~1000㎎と考えられており、

食べ物に含まれているオルニチンの含有量は微量である為、たくさん食べても過剰摂取になる恐れはないと言われています。


しかし、サプリメントによる過剰摂取で胃痛や下痢などを引き起こすケースが報告されております。


持病があり薬を服用している方や、妊娠中・授乳中の方で「オルニチン」の摂取を考えている方は必ず医師に相談をするようにして下さい。


どんなに良い成分でも摂り過ぎて体を壊してしまっては本末転倒となりますので、

他の栄養素と併せてバランス良く摂取する事を心がけるようにしましょう。

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