五大栄養素の一つ、ビタミンの働き今回は栄養素のお話をしたいと思います。私たちが普段口にしている食べ物には、体にとって必要不可欠な成分が含まれています。 これを「栄養素」と言います。 この栄養素の中でも「タンパク質」「脂質」「炭水化物(糖質)」は、体を作るうえで土台となる栄養素で「三大栄養素」と言います。 「タンパク質」は、筋肉、臓器、血液、皮膚、髪など、体のあらゆる場所を作る材料となります。 「脂質」は、体のエネルギーとして使われたり、体の機能を整えるホルモンの材料となります。 「炭水化物(糖質)」は、体内でエネルギー源となり、脳の働きに影響する大事な栄養素です。 この「三大栄養素」に、「ビタミン」「ミネ...31Mar2020
肉をよく食べる人と大腸がんの関係肉に含まれる「飽和脂肪酸」は、悪いものではなく、心疾患や脳卒中を予防することが分かってきているため、極端に避ける必要はりません。 しかし、肉を食べる時は、種類や品質をほんの少しでいいので意識しましょう。 なぜなら大腸がんの発症に、男女ともに牛肉や加工肉をどれだけ食べているかが関係しているからです。 牛肉や加工肉をほとんど食べない人に比べて、ほぼ毎日のようにたくさん食べている人は大腸がんの発症率が高くなります。 豚肉はそこまで気にしなくても大丈夫と言えますが、お肉をたくさん食べるなら鶏肉がおすすめです。 鶏肉をたくさん食べても大腸がんの発症率はとくに上がりません。 また、牛肉...26Mar2020
【動画】正しい知識で生活習慣の改善を。パートIV糖尿病や糖尿病の合併症予防に食習慣で気を付けたいこと。ちょっと習慣を変えるだけで、大きな効果が出るかもしれません。ぜひ動画でご覧ください。23Mar2020
太る原因は糖質「最近太ったから、ご飯もお肉も食べないようにしているんだ。」 このフレーズ、意外とよく耳にします。 しかし、ステーキをお腹いっぱいになるまでたくさん食べても太ることはありません。 ステーキなどに含まれる脂肪はカロリーが高く太ると思われがちです。 しかし、太る原因はご飯などの炭水化物=糖質です。 糖質を摂取すると血糖値が上がる為に太るのです。 脂質では血糖値は上がりません。 食べ物は消化吸収されることで、分解・合成され新しい物質に変化します。 つまり、脂肪=脂質を摂ってもそのまま体につくわけではないのです。 むしろ食べ過ぎても便として体外に排出さ...19Mar2020
反応性低血糖「反応性低血糖」は、 清涼飲料水や缶コーヒーなどの糖質が多い飲み物を好む人に多くみられます。 液体で糖質を摂り続けていると、すい臓が弱り、インスリンの分泌が遅くなっていきます。 インスリンが分泌されるまでの間も、血糖値は上昇します。 そして、遅れてインスリンが大量に分泌されることで、 逆に血糖値を下げ過ぎてしまい、低血糖に陥ってしまいます。 この「反応性低血糖」は、 主に、疲れやすい、無気力、眠気、不安、動悸、めまい、吐き気、頭痛、イライラ、目のちらつき等の不快感を伴う症状が現れます。 このような症状から、本当は低血糖を起こしているのに、 うつ...18Mar2020
栄養医療《食材の洗い方のコツ》皆さんはどのように食材を洗っていますか?切らずにそのまま洗う。切った後に洗う。洗う時は、「切らずにそのまま」が鉄則です。ヘタや皮などを切り落としたり、細かく切ってから洗うと、 食材の切り口から体に必要不可欠な栄養成分が流れ出てしまいます。例えば、苺も、ヘタを取る前に洗った方が栄養成分を洗い流すことなくいただけます。そして、食材を洗う時のコツは、手早く。 食材の洗い方で15~20%の栄養ロスになってしまいますので、ぜひ、「切らずにそのまま」「手早く洗う」を実践してみてください。17Mar2020
抗AGE(終末糖化産物)食品AGEとは、Advanced Glycation End Products =終末糖化産物といい、 体外に排出されることなく、蓄積され続ける老化物質であり、あらゆる病気や老化現象の原因となります。 AGEは、タンパク質や脂質がブドウ糖と結びつくと生成されます。そして私たちの体は、水分以外のほとんどがタンパク質と脂質で出来ています。 ここに大量の糖質を摂取することで、ブドウ糖が余り血糖値の高い状態に陥り、AGEをたくさん生み出すことになってしまうのです。 このAGEの初期反応物質が、糖尿病の検査で調べられる「ヘモグロビンA1c」です。 さらにAGEは、タンパク質や脂質を変性させてしまい...16Mar2020
糖質中毒糖質は炭水化物とも言い換える事が出来ます。 そして、血糖値を上げるのは「糖質」です。 糖質が含まれる食べ物を食べれば血糖値は上がりますが、上がり方はさまざまです。 固体だと胃で消化されるのに時間がかかる為、緩やかに上昇しますが、 液体だとあっという間に胃を通り過ぎて吸収されてしまう為、一気に血糖値が上がってしまいます。 液体の糖質はすぐに血糖値が上がり30分後にはピークに達し、 健康な人でも血糖値が140くらいまで急上昇します。 一気に上がった血糖値は、逆に一気に下降し、低すぎる状態に陥ります。 このように血糖値が急上昇し急下降する事を、「血糖値スパイク」といい...12Mar2020
血糖値自分の血糖値を把握することは、健康管理においてとても重要です。 糖尿病に限らず、健康状態のすべてを決めると言ってもいいでしょう。血糖値が高いと、体にあらゆる悪影響を及ぼします。免疫力の低下、AGE(終末糖化産物)と呼ばれる、 一度できてしまうと体内から排泄される事の無い悪玉物質が作られ老化が進みます。 このAGEという悪玉物質の影響で、 血管や内臓、ひいては皮膚などの外見もボロボロになってしまいます。血糖値が高い状態が続くと肥満になり、糖尿病を始めとしたあらゆる病気の引き金にもなります。 糖尿病のほかにも、ガン、脳疾患、心疾患、認知症などのリスクも高くなります。 血糖値と関係している症状...12Mar2020
食べたものが体を作る人間は、食べたものが胃や腸で消化・吸収され、 それぞれの栄養素が全身の組織に運ばれ、体が作られていきます。つまり、食べたもので私たちの体は作られているのです。 特にタンパク質は、筋肉、皮膚、骨、髪の毛を作るのに大切な栄養素です。 「なんだか最近太ったからダイエットをしよう」 と、いきなり食べないダイエットやプロテインドリンクだけなど、過度な食事制限や人工的に作られたものばかリの摂取では、一時的に痩せたところで、 身体を作る栄養を断って栄養不足になっていただけなので、すぐにリバウンドをしてしまいます。 逆に太りやすい体質になったり、健康を害してしまう恐れもあります。 また、タ...06Mar2020
インスリンのコントロール炭水化物や糖質をいきなり摂取すると、 血糖値が急上昇します。血糖値が高くなると、取り込みきれない糖が血中に増えていきます。 そして、それが糖尿病や肥満の原因となります。 これは、インスリンというホルモンと深い関係がある為です。 インスリンは、血液中の糖をエネルギーとして、 肝臓や筋肉に蓄える働きをもっています。 血液中の血糖値が高くなると、 このインスリンがすい臓のランゲルハンス島から分泌され、 血糖値を下げようとします。 しかし、大量のインスリンが分泌されてしまった場合、 余った糖は脂肪として脂肪細胞へと運ばれていきます。 こ...06Mar2020