マグネシウム「マグネシウム」は、骨や歯の形成に必要な栄養素の1つで、カルシウムと密接な関わりがあります。多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー生産を助け、血液の循環を正常に保ってくれています。体内にあるマグネシウムの約3分の2は骨に存在し、カルシウムやリンと一緒に骨の構成部分になっています。残りの3分の1は、ほとんどが筋肉などの細胞の中に存在し、約300種の体内酵素の働きを助け、エネルギー作り、筋肉の収縮、体温調節、神経伝達、ホルモンの分泌などの働きに関わってます。これらの働きからマグネシウムは、カルシウムやリンと共に丈夫な骨作り、動脈を弛緩させて血圧を下げ高血圧予防、筋肉の収縮をスムーズにさせて心疾患予防、神経の興奮を抑え、神経伝達を正常に保...30Sep2020
カルシウム「カルシウム」は、人の体内で最も多く存在する必須ミネラルです。その量は、体重の1.5~2%を占めると言われています。そのうち99%は、骨や歯などの硬い組織に存在しています。残りの1%は血液中や体液、筋肉、神経に存在し、体の様々な機能を調整しています。骨や歯の構成成分になっているカルシウムを「貯蔵カルシウム」、血液などに存在するカルシウムを「機能カルシウム」とも言ったりします。カルシウムは骨や歯の主要構成成分で、その材料となるだけでなく、心臓や全ての筋肉が正常に収縮するのを維持する働きもしています。血管の壁を強くしたり、血圧を下げたり、血液凝固、酵素の活性化、神経の伝達が正常に行われるように保ったり、緊張・興奮を静めてイライラや過敏症...29Sep2020
【動画】糖尿病の人は「認知症」のリスクを高める!?糖尿病のある高齢者の場合、高血糖の状態が長く続くことで認知機能が低下しやすくなります。早期発見にはどの様な事が手がかりとなるでしょうか?25Sep2020
ミネラル五大栄養素の1つ、「ミネラル」。名前は聞いたことがあっても、いまいちピンと来ない方も多いのではないでしょうか。「ミネラル」は、人間にとって必要不可欠な栄養素の1つです。体の組織を作る原料となり、体の働きを維持・調節をしてくれている微量栄養素なのです。人間の体の約96%は、有機物である酸素65%・尿素18%・水素10%・窒素3%から構成されており、これらからつくられている糖質(炭水化物)・タンパク質・脂質・ビタミンと水で出来ています。残りの約4%を構成しているのが、無機物のミネラルです。そして、100種類以上存在するミネラルのうち、栄養素として欠かすことのできないミネラルが現在16種類存在します。さらにその中で、1日の必要量が100m...25Sep2020
ビオチンビオチンは、腸内で善玉菌によって体内で作られるビタミンB群の一種です。ハリのある肌やツヤツヤの髪を保つ為に、コラーゲンの生成を助ける作用や、頭皮の血行促進、皮膚や粘膜の細胞が規則正しく生まれ変わって健康な状態を維持できるように働いています。ビオチンは、皮膚の炎症・かゆみの原因となる物質、「ヒスタミン」が作られるのを抑える働きがあります。詳しいメカニズムは解明されていませんが、この働きにより皮膚のトラブルの改善が期待され、アトピー性皮膚炎の治療にも有効だと考えられています。他に、三大栄養素の糖質(炭水化物)、タンパク質、脂質がエネルギーに変わる時にサポート役として働いています。ビオチンが不足すると、爪がもろくなる、肌がくすむ、肌荒れ、...18Sep2020
コバルト「コバルト」これもまた、あまり聞きなれない栄養素ですね。「コバルト」は、私たちの体にとって大事な必須ミネラルの1つです。食べ物から摂ったコバルトは、腸に届くと腸内細菌によって「ビタミンB12」に変わります。ビタミンB12は、別名「赤いビタミン」「造血のビタミン」と呼ばれており、葉酸と一緒になって赤血球に含まれているヘモグロビンを作り出しています。「コバルト」はこの「ビタミンB12」の構成成分となって、骨髄での造血機能に関わっています。ちなみに、ビタミンB12が赤い色をしているのは「コバルト」の影響だと考えられています。また、ビタミンB12には神経の機能を正常に保つ働きがあるので、「コバルト」にもこのビタミンB12の働きを助け、集中力...16Sep2020
眠れない…最近眠れない日が続いている、夜中に目が覚めてしまう。そんなことはないでしょうか。もしかすると精神生理性不眠症かもしれません。主な症状は眠れない、夜中に目が覚める、疲れが取れない、頭痛やめまいがするなどが挙げられます。不眠症になる原因は、心理的なストレスや不規則な生活習慣、寝る前のアルコール習慣、薬物、心身の病気など様々です。その多くは精神生理性不眠症といわれています。睡眠障害はいくつかタイプがあり、寝つきが悪い「入眠困難」、何度も目が覚めてしまう「睡眠維持困難」、朝早く目が覚めてしまう「早朝困難」、眠りが浅く熟睡できない「熟眠障害」に分けられます。不眠症では十分な睡眠を確保できないため、日中に眠気や、疲労感、倦怠感などが生じてしまい...11Sep2020
食べないダイエットでは痩せない1日の活動のうち、最も多くエネルギーを消費するのは「食べること」です。食べ物を消化、吸収、代謝する時に、体の中ではたくさんのエネルギーが使われます。ところが、サンドウィッチ等の軽食で適当にすませていると、消化の為のエネルギーが消費されません。その為、「そんなに食べていないのに太る」という悪循環に陥ってしまいます。必要な食べ物をきちんと食べ、胃腸を活発に働かせ、無駄な脂肪が付きにくくなるようにしましょう。また、そんなに食べないけど痩せない人は、冷え性であるといえます。手足など、体の末端が冷えている場合、体の中の内臓も冷えている事が多く、食べ物を活発に代謝する事ができません。その為、少し食べただけでも体脂肪になりやすくなります。食事のた...09Sep2020
低血圧「起立性低血圧」という言葉をご存じでしょうか。起立性低気圧とは、立ちくらみやめまいを起こす状態で、その原因は急激な体制の変化により、心臓に戻る血液が少なくなり、低血圧になることで症状が現れます。ほかにも糖尿病や出血などをきっかけに発症することもあります。通常であれば血液の供給をコントロールする神経が働くのですが、神経の動きが悪い場合、起立性低血圧症が起こります。起立性低血圧を引き起こさないためには、まずは規則正しい生活をするなど、生活習慣の見直しが大切です。低血圧を改善するには、栄養バランスの良い食事を摂取することが大切です。必要な栄養素として、タンパク質、ミネラル類、ビタミンEやDHAなどが効果があるといわれています。また不規則な...04Sep2020
自律神経近年ストレスがたまりやすい社会では、自律神経失調症にかかりやすくなっています。潜在者も含め、近年の日本では自律神経失調症の方が5%にも上るといわれています。自律神経失調症とは全身の臓器の働きに関係している自律神経が、様々な要因によってバランスを崩してしまったり、機能が低下することにより起こる病態です。自律神経の働きが低下する要因としては、ストレスや生活習慣の乱れ、更年期などがあげられます。自律神経は身体面と精神面に症状が見られ、主な症状のほかにも腹痛や肩こり、不安を感じることがある、イライラする、涙もろくなったなどの症状が見られます。大人だけの病態だと思われがちですが、子供にも発症し、頭痛やだるさの症状が見られ、不登校の要因になるこ...03Sep2020
ビタミンB12ビタミンB12は、悪性貧血の予防や神経の働きに不可欠なビタミンです。赤い色をしているので「赤いビタミン」と呼ばれています。葉酸と一緒になって血液の細胞である赤血球を合成する時に働くため、「造血のビタミン」とも呼ばれています。赤血球を作り出す以外にも、脳や脊髄にある全身をコントロールする中枢神経や、全身に張り巡らされている末梢神経が正常に機能するように保っています。ビタミンB12が不足すると、巨大な赤血球が出来たり、赤血球の数が減ったり、悪性貧血を引き起こしたりしてしまいます。悪性貧血は、舌が赤く肥大し炎症が起きたり、下痢、息切れ、めまい、動悸、だるさ、食欲不振などが見られるようになります。また、神経機能が正常に保たれなくなると、眠れ...02Sep2020